こんにちは。
前回の記事では、**「3年後、53歳でタイへ移住する」**という僕の目標について書きました。
その中で、改めて考えたことがあります。
それは、
「50代から海外移住を目指すのは、本当に遅いのだろうか?」
ということです。
僕は現在50歳。
大阪で生まれ、日本で長く会社員として働き、現在はベトナムで生活しています。
そして3年後には、今度はタイへ生活の拠点を移したいと考えています。
20代、30代なら「海外に挑戦します!」と言っても、それほど珍しくないでしょう。
でも50代になると少し違います。
仕事、お金、家族、健康、老後。
考えなければならないことが一気に増えます。
僕自身も不安があります。
それでも海外で暮らした経験から、今はこう思っています。
50代だから海外移住が遅いのではなく、50代だからこそ「どこで、どう生きるか」を考えてもいい。
今回は、実際にベトナムで生活して感じた「日本以外で暮らす」という選択肢について書いてみます。
海外旅行と海外生活はまったく違う
僕は旅行が好きです。
特に海のある場所が好きで、沖縄の離島、タイのパタヤやプーケット、インドネシアのバリなどに惹かれます。
旅行で海外へ行くと、基本的には楽しいことばかりです。
ホテルに泊まる。
現地の料理を食べる。
お酒を飲む。
観光する。
嫌なことがあっても、数日後には帰国します。
ところが海外で「生活」すると、景色は大きく変わります。
朝起きて仕事へ行く。
スーパーへ買い物に行く。
洗濯をする。
家賃や電気代を払う。
体調を崩すこともある。
タクシーが来なくてイライラすることもあれば、言葉が通じず困ることもあります。
旅行では見えなかった、その国の「日常」が見えてきます。
僕もベトナムで生活するようになって、
「海外に住むというのは、毎日リゾート気分で暮らすことではない」
と実感しました。
当たり前ですよね。
でも、この感覚は実際に住んでみないとなかなか分かりません。
日本の「当たり前」は海外では当たり前ではない
海外で生活して一番感じるのは、
日本の常識が世界の常識ではない
ということです。
日本では電車が時間どおりに来る。
店員さんの対応も丁寧。
コンビニに行けば大抵のものが手に入る。
サービスの品質も高い。
僕たちは、それを普通だと思っています。
ところが海外では、日本と同じようにはいかないことがあります。
「なぜ、こうなるんだ?」
と思うこともあります。
最初の頃は、日本と比べてしまいます。
「日本だったらこんなことはない」
「日本のほうが便利だ」
「日本ならもっとちゃんとしている」
確かにそのとおりの場合もあります。
でも、長く海外にいると少し考え方が変わってきます。
「日本と同じである必要はない」
と思えるようになりました。
海外で生活するというのは、現地を日本化することではありません。
違いを受け入れながら、自分がそこでどう暮らすかを考えることです。
これは僕にとって、かなり大きな変化でした。
不便なのに、なぜ海外生活が好きなのか
では、日本のほうが便利なのに、なぜ僕は海外で暮らしたいのでしょうか。
自分でも考えてみました。
一つは、
「違う価値観の中で生活するのが面白い」
からだと思います。
海外では、日本では考えられないことが普通に起きます。
良い意味でも、悪い意味でもです。
予定どおりに進まないこともある。
「まあ、いいか」と笑って終わることもある。
日本では細かいことを気にしていた自分が、海外では少し大雑把になる。
そんな変化もありました。
もう一つは、人との距離感です。
海外では、知らない人から気軽に話しかけられることがあります。
国籍も年齢も違う人と話す機会があります。
言葉が完璧でなくても、意外と何とかなる。
50歳になっても、
「まだ知らない世界がある」
と思えることが、僕にとって海外生活の魅力なのだと思います。
海外に住んで初めて分かった日本の良さ
ここまで読むと、日本より海外のほうが良いと言っているように聞こえるかもしれません。
でも、まったく逆です。
海外で生活したからこそ、
日本の良さも以前より分かるようになりました。
食事がおいしい。
街が清潔。
交通機関が便利。
医療に対する安心感がある。
サービスの品質が高い。
そして何より、日本語ですべてが通じる。
海外生活が長くなると、日本へ帰ったときにホッとする瞬間があります。
以前なら当たり前すぎて気づかなかったことです。
だから僕は、
「日本を捨てて海外へ行く」
という感覚ではありません。
日本も好き。
ベトナムにも良いところがある。
タイにも魅力がある。
だったら、
一つの国だけに人生を固定しなくてもいいのではないか。
そう考えるようになりました。
50代になると「残り時間」を考える
20代の頃、50歳の自分なんて想像したこともありませんでした。
30代、40代は仕事に追われました。
会社員として働いていると、毎日は本当に早く過ぎていきます。
月曜日が来たと思ったら金曜日。
気がつけば1年が終わる。
そして、気がつけば50歳です。
50歳になって僕が意識するようになったのは、
人生には時間制限がある
という当たり前のことです。
もちろん、あと何年生きるのかは誰にも分かりません。
でも少なくとも、20歳のときと同じように「まだいくらでも時間がある」とは思えなくなりました。
だから最近は、
「何歳まで働くか」
よりも、
「これからの時間をどこで、誰と、どう過ごしたいか」
を考えることが増えました。
その答えの一つが、僕にとってタイ移住です。
50代の海外移住は若い頃より難しい
もちろん、50代からの海外移住には現実的な問題があります。
若い頃なら、
「とりあえず行ってみよう!」
でも何とかなるかもしれません。
50代になると、そうはいきません。
収入はどうするのか。
老後資金はどうするのか。
病気になったらどうするのか。
保険はどうするのか。
日本との関係をどう維持するのか。
そして夫婦で暮らすなら、当然、自分一人だけの問題ではありません。
だから僕は、勢いだけでタイへ行くつもりはありません。
むしろ僕は臆病な性格です。
失敗する可能性を考えてしまいます。
だからこそ、
調べる。準備する。数字で考える。
そして3年間という準備期間を作りました。
「遅い」ではなく「準備して挑戦する」
50代の海外移住について調べると、
「もっと若いうちに行けばよかった」
と思うことがあります。
ネットビジネスについても同じです。
「10年前にブログを始めていれば……」
「もっと早く投資を始めていれば……」
考えればキリがありません。
でも10年前には戻れません。
僕が変えられるのは、
今日から先だけです。
50歳から準備して53歳でタイへ移住する。
そこから15年間暮らせば68歳です。
15年。
そう考えると、結構長い。
タイ国内を旅することもできる。
東南アジアを回ることもできる。
日本へ帰ることもできる。
新しい仕事を始めることもできる。
新しい人に出会うこともできる。
50代は人生の終盤ではなく、
「次の15年、20年をどう生きるか」を考えるスタート地点
なのかもしれません。
ベトナム生活が教えてくれたこと
もし僕がずっと日本だけで生活していたら、タイ移住をここまで真剣に考えていなかったかもしれません。
ベトナムで暮らしたことで、
「海外で生活することは特別なことではない」
と知ることができました。
大変なこともあります。
不便なこともあります。
日本へ帰りたくなることもあります。
でも、人間は意外と慣れます。
そして慣れてしまえば、その場所が日常になります。
これは実際に海外で暮らして得た、一番大きな経験かもしれません。
だから今度は、自分で選んだ場所で暮らしてみたい。
僕にとって、その候補がタイです。
50代だからこそ、自分の人生を選んでみる
「海外で暮らしてみたい」
そう思っている30代、40代、50代、60代の人は少なくないと思います。
でも、
仕事がある。
家族がいる。
お金が心配。
英語が話せない。
海外生活が怖い。
理由はいくらでもあります。
僕にもあります。
だから、
「海外移住は絶対にしたほうがいい」
なんて言うつもりはありません。
日本で暮らす人生もいい。
海外で暮らす人生もいい。
大切なのは、
「自分は本当はどうしたいのか?」
を一度考えてみることではないでしょうか。
僕の場合、その答えが、
「一度くらい、自分が本当に好きな場所を選んで暮らしてみたい」
でした。
そのために、これから3年間準備します。
副業を始める。
収入源を作る。
お金を準備する。
タイをもっと知る。
そして53歳になったとき、
「やっぱり無理だった」
ではなく、
「準備した。だから行ってみよう」
と言える状態を作りたいと思っています。
50代からでも、まだ間に合う
海外生活を経験して僕が感じていること。
それは、
人生の選択肢は、自分が思っているより多い
ということです。
日本に住み続ける。
海外へ移住する。
日本と海外の二拠点生活をする。
数か月ずつ海外で暮らす。
正解は一つではありません。
僕も3年後、本当に計画どおりタイへ移住できるかは分かりません。
でも50歳の今、
「もう遅い」
と諦めるより、
「あと3年、本気で準備してみよう」
と思っています。
50代からの海外移住は遅いのか。
その答えは、まだ僕にも分かりません。
だから自分自身で試してみます。
そして3年後、このブログで答え合わせをしたいと思います。
タイ移住まで、あと3年。
まだまだ挑戦は始まったばかりです。
次回は、**「僕がタイ移住を決めた理由。2019年、初めてのパタヤですべてが変わった」**について書きます。
僕がなぜ、数ある海外の街の中からタイに惹かれたのか。
その原点となった2019年のパタヤ旅行について、少し詳しく振り返ってみたいと思います。